朝日を浴びると目が覚めるのは...

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平成17年11月9日

朝起きて、日光を浴びると目が覚めるメカニズムが解明されたそうです。



神戸大大学院医学系研究科の岡村均教授(脳科学)らの研究グループが、体内時計が「夜」の状態で光を浴びると、 副腎皮質からステロイドが活発に分泌されることをマウスを使った実験で突き止められたそうです。

ステロイドは朝起きる前に大量に分泌され、眠りを浅くする効果があるとされています。今回の実験で、 光を浴びるとよりステロイドの分泌が進むことが分かったので、以下のような流れになるのでしょう。

 ①光を浴びる → ステロイドの分泌が進む → 眠りを浅くする → 目が覚める

目が覚めるということについては、体内時計のリセットの観点で以下のことが知られています。

 ②目から光の情報が入る → 視神経を通じて脳内の視交叉上核 (しこうさじょうかく) に至る → 信号が脳幹網様体で受信される → 体内時計がリセットされる → 夜間と昼間の切り替えがなされる

①と②は、まったく別系統なのでしょうか? あるいは、お互いが関係しているのでしょうか? 非常に興味深いですね。

いずれにしても、朝、日光を浴びると目が覚めるということは事実ですので、このことをうまく利用して、朝の目覚めをよくしたいですね。


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