赤ちゃんのうつ伏せ寝

スポンサードリンク



ここでは、赤ちゃんのうつぶせ寝の危険性、ならびにその対処方法についてご説明いたします。

赤ちゃんにうつ伏せ寝をさせると頭の形がよくなるということで、一時よく行われたことがあります。


頭の形がよくなる以外にも、赤ちゃんのうつ伏せ寝のメリットとして、以下のようなことが言われています。

・げっぷをしやすい
・お乳を吐いても気管に詰まりにくい
・消化によい
・熟睡できる


アメリカでは赤ちゃんのうつ伏せ寝はよく選ばれているようです。ただ、日本ではアメリカと違い布団が柔らかすぎ、窒息する危険性があるとの指摘があります。


また、乳幼児突然死症候群(SIDS)による死亡例の調査によると、うつ伏せ寝にしていた赤ちゃんの方が占める割外が多かったという結果が出ているようです(うつぶせ寝はSIDSの頻度を3倍高めます)。


さらに、普段うつ伏せ寝に慣れていない赤ちゃんがこの姿勢で寝かされると、SIDSのリスクが高くなるという調査結果もあります。


現時点では、うつ伏せ寝によるSIDSの原因ははっきりとは解明されていませんが、頭が布団に沈み込むこと、あるいは、赤ちゃんの小さな胸に体重が作用し横隔膜が圧迫されることで十分な呼吸ができないためではないかと考えられています。


原因ははっきりしないものの、うつ伏せ寝よりも仰向け寝の方がSIDSのリスクが少ないことは確かなようです。


個人的には、自分で寝返りができるようになるまで乳児にうつぶせ寝をさせるのは避けるのが無難かと思いますが、もし、うつ伏せ寝をさせるのでしたら、柔らかい敷き布団やマットレスではなく、平らでかつ硬めのものを利用してください


また、シーツはしわがないようにし、しっかり布団やマットレスに固定することが大切です。カバータイプのシーツがよいでしょう。


自分で寝返りをしてうつぶせ寝になるのなら窒息の心配は少ないですが、やはり、硬い敷き布団に替えるのがよいでしょう。うつぶせ寝防止クッションがありますので、これを活用するのもよいでしょう。→「うつぶせ寝防止クッション」


なお、医学上の理由により医師からうつ伏せ寝を指示されることがあります。そのような場合には、もちろん、医師の指示に従ってください。

■ お子さんがなかなか寝てくれないなど、お悩みではありませんか?
赤ちゃんや子どもをぐっすり眠らせるための方法があります。寝つきが悪い、夜中に何度も目を覚ますなど、お子さんの眠りのことでお悩みでしたら、是非、ご覧になってください。→「赤ちゃん・子供がぐっすり眠る魔法の安眠術」


スポンサードリンク




不眠症や、睡眠時無呼吸症などの睡眠障害を診療している都道府県別 病院・クリニック一覧です。→ 「不眠症、睡眠障害、睡眠時無呼吸症 病院・クリニック一覧」


(管理用)