騒音対策
ここでは、騒音がいかに睡眠の質を低下してしまうかということ、および防音カーテンを活用した騒音防止対策などについて解説いたします。
静かな環境から騒々しい場所に転居したとしましょう。最初のうちは、その騒音のために、それまでのようには寝付くことができず、 睡眠の質が低下することが感じられます。
ただ、人間は、ある程度なら環境に慣れることができますので、そのうち、騒音をほとんど気にせずに寝ることができるようになります。 そのため、「騒々しさに慣れた」と認識することになります。
ところが、本当はそうではありません。確かに、ある程度までは徐々に慣れるのですが、 完全に睡眠が妨げられないということはありません。これは、実際に脳波を測定してみると明らかで、騒音が耳に入ると、そこで睡眠の質が低下します。
深い眠りの時は浅い眠りになりますし、浅い眠りの時は覚醒状態に近くなります。しかも、このことは、翌朝には覚えていません。
つまり、自分では慣れていると思っているのですが、実はそうではなくて睡眠の質は低下しています。しかし、本人は 睡眠の質が低下していることの自覚がありませんので、知らないうちに日中の活動に悪い影響が出てしまうということになります。
ですので、騒音があるのであれば、 睡眠中には自覚できないものの安眠が妨害されているということを理解しておく必要があります。その上で、 安眠快眠を得るための騒音対策を行うことが必要になります。
屋外に騒音の原因があるのであれば、窓を二重にしたり、厚手のカーテンを活用することで防音を図ることができます。ただ、前者については費用がかかってしまいますし、事情によっては工事ができないこともあるでしょう。
そこで、以下のような遮音カーテンを活用することが有効な解決策の1つになります。
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もし、騒音源が屋内にあるのでしたら、防音対策としてもっとも手軽で簡単なのは、耳栓を使うことです。これですと、費用も抑えられますし、 効果も期待できます。ですので、就寝中にさまざまな音を受けるような寝室環境にあるのでしたら、耳栓を使用することもよいかもしれません。
あと、人の睡眠は、年齢が上がるごとに浅くなる傾向にあることに関係するのですが、高齢になるほど、 騒音によって眠りが妨げられる程度が高くなります。若い頃には気にならなかった音に影響を受けやすくなるのですね。
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