ベンゾジアゼピン系以外の睡眠薬による対応

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現在広く使われている睡眠薬は、「ベンゾジアゼピン系」と呼ばれるものであり、以前よく使われていた「バルビツール酸系」の睡眠薬に比べて安全性が大幅に向上しています。しかし、前者の睡眠薬が使えないというケースもあります。ここでは、ベンゾジアゼピン系の睡眠薬が使えないのはどのような場合なのか、ならびにそのときの対応についてご説明いたします。


以下のよう場合、ベンゾジアゼピン系の睡眠薬を使用することができません。


・ベンゾジアゼピン系の睡眠薬で、不眠が抑制できない場合

・ベンゾジアゼピン系の睡眠薬に過敏性を示す場合

・高齢者で、ベンゾジアゼピン系の睡眠薬を服用することでせん妄(意識障害に加えて幻覚や錯覚が見られるような状態)を生じる恐れがある場合

・脳器質障害のある方で、ベンゾジアゼピン系の睡眠薬を服用することでせん妄を生じる恐れがある場合


上記のような場合には、バルビツール酸系の睡眠薬を利用することになります。しかし、この種の睡眠薬は、大量摂取により死に至る恐れがある、耐性や依存性が生じやすい、薬の中断によって激しい退薬症状が現れる恐れがあるなど、副作用が大きいという問題があります。


そのため、取り扱いが難しく、十分な知識のある医師に処方してもらうことが大切です。ですので、もし、ベンゾジアゼピン系の睡眠薬が使えないようでしたら、睡眠の専門家に相談するのがよいと思います。以下のページなどを参考にして、お近くの病院や診療所を探してみてください。
不眠症、睡眠障害、睡眠時無呼吸症候群 病院・クリニック一覧


※上記リンク先に掲載している病院やクリニックに、必ずバルビツール酸系の睡眠薬の取り扱いについてよく理解されている医師がいるというわけではありませんので、この点、お間違いのなきようご注意願います。


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不眠症や、睡眠時無呼吸症などの睡眠障害を診療している都道府県別 病院・クリニック一覧です。→ 「不眠症、睡眠障害、睡眠時無呼吸症 病院・クリニック一覧」


(管理用)