睡眠薬による健忘について

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睡眠薬を飲むことで、ある時間の記憶の一部または全体が想起できない状態、いわゆる「健忘」の症状が現れることがあります。ここでは、睡眠薬による健忘の原因や回避法についてご説明いたします。


なかなか寝付くことができないという不眠の症状がある場合には、飲んでから早く効果が現れ、かつ作用する時間も短時間である「超短時間型」あるいは「短時間型」の睡眠薬が選ばれて使われます。この種の睡眠薬を飲むことで、睡眠薬を飲んでから2~3時間程度、寝つきがよくなります。


ところが、睡眠薬を飲んだにもかかわらずすぐに就寝せずに起きたままでいると、健忘が生じて、起きている間のことが記憶に残らないということがあります。


つまり、健忘は、睡眠薬そのものに問題があるのではなく、睡眠薬を飲んだにもかかわらずすぐに床に就かないことが原因となるものです。


したがって、睡眠薬の服用後に健忘の症状を出さないためには、睡眠薬を飲んだらそのまま起きているのではなく、すぐに就寝することが必要です。また、短時間であっても、睡眠薬服用後に大切な用事をしない方がよいでしょう。


睡眠薬というのは、眠ることを目的に飲むものであるということを忘れないことが大切です。


また、健忘は、アルコールと睡眠薬を併用した場合に起こりやすくなります。そのため、睡眠薬服用時は、飲酒を避けることに注意してください。なお、アルコールと睡眠薬併用の問題は、健忘だけではありません。詳しくは、「睡眠薬とお酒について」をご覧になってください。


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