睡眠薬の致死量について

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睡眠薬は、大量に飲むと死につながるという話を耳にします。本当にそうなのでしょうか? ここでは、睡眠薬の致死量についてご説明いたします。


昔は、睡眠薬の大量摂取による自殺がありました。そのため、睡眠薬は大量に服用すると死亡することがあると思われがちです。


ただ、これは、「バルビツール酸系」の睡眠薬の場合です。この睡眠薬は麻酔薬の一種であり、過剰に摂取すると呼吸が抑制され命に関わることもあります。


しかし、現在多く利用されている睡眠薬は「ベンゾジアゼピン系」と呼ばれるものであり、バルビツール酸系の睡眠薬のような危険性は持ち合わせていません。


ベンゾジアゼピン系の睡眠薬は、極端な話、いくら大量に摂取しても死ぬことはないそうです。つまり、最近の睡眠薬の致死量というものは、”ない”と考えてよさそうです。


最近の睡眠薬は、以前のものに比べて、それだけ安全性が高まっているということですね。


ただし、併せ持っている身体疾患や脳器質疾患によっては、ベンゾジアゼピン系の睡眠薬であっても、大量服用により命に関わることもあります。当然のことですが、担当医の指示以上の量の睡眠薬を摂取することは絶対に避けなければなりません。


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