睡眠薬と漢方
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不眠でお悩みであっても、できれば睡眠薬は服用したくないという方もおられることでしょう。そのような方は、不眠を解消する効果のある漢方を試してみるのもよいでしょう。
現在広く使われているベンゾジアゼピン系の睡眠薬は、感情を安定させ、脳の覚醒中枢への刺激を減少させるという働きがあります。この結果、睡眠中枢の働きが強くなり眠気を感じるようになるのです。
これに対して漢方は、気、血液、水分など全身のバランスを整えることで体の調子を改善することを目的にしています。体の調子が整うことで不眠が解消されるということなのです。
漢方薬は、睡眠薬と比べると作用が穏やかで、服用したその日から効果があるというものではありません。効果が感じられるのは早くて2~3日後、遅くて2週間程度を要します。漢方薬は、全身のバランスを徐々に整えるものであり、もともと即効性を狙っているものではないのです。
その代わり、睡眠薬と比較すると副作用が少ないというメリットがあります。また、眠気が翌朝まで残るようなこともありません。それに、全身のバランスが整うことによって、不眠以外の体の不調の改善にもつながります。
睡眠薬ではなく漢方を選ばれるのは、このようなメリットがあることが大きいです。
ただし、副作用がまったくないというわけではないため、服用後は自分の体の調子をよく観察して、何か不具合が生じた場合には、漢方の専門家に相談することが大切です。
また、効果が現れるまで時間がかかるとはいえ、3週間を過ぎても効果が実感できないようであれば、薬の種類や量が合っていないと考えられます。この場合にも、相談のうえ、変更が必要となります。
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