寝る直前のパソコン作業などは避けましょう

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夜、寝る直前まで、パソコンなどのモニターの前に座っている方がおられると思います。
しかし、これは、睡眠の質を悪くする原因になります。どうしてでしょうか?


それは、パソコンの画面やテレビを見ていると、網膜に入った光が刺激となって、脳の覚醒レベルを上げてしまうからです。このため、 寝付きが悪くなってしまい、睡眠の質も低下します。

 

ここで、私の経験をご紹介いたします。

 

私は、パソコン作業をすることが多いのですが、就寝前になるとパソコンをやめて、たいてい照明を暗めにして読書をしています。 ところが、都合により、何日間か寝る直前にパソコンでの作業を行いました。すると、布団に入ってからの体の状態が違ったのです。

 

目をつぶると、上まぶたの辺りがチカチカするのです。パソコン画面の残像とはいいませんが、 バックライトが影響していたのだと思います。また、気持ちも高ぶっていて、なかなか寝付くことができませんでした。しかも、 何年かぶりに金縛りを経験しました。

 

目だけではなく、脳や神経の状態の影響もあって、うまく睡眠に移行できなかったからだと思います。

 

夜寝る前のパソコン作業やテレビを見ることの弊害は、これだけではありません。目から強い光の刺激を受けると、 体内時計が後ろにずれてしまいます。 こうなると、自分が寝たい時間に対して、眠気を感じる時間帯が遅れていってしまいます。また、メラトニンの分泌が抑制されます。この結果、入眠がうまくいかなくなりますし、 かつ目覚めが悪くなってしまいます。

 

それに、単純に、夜更かししてしまうということも考えられますし、テレビのニュースなど、よくない内容がほとんどなので、 気分も滅入ってしまいます。

 

また、ひどい場合には、睡眠障害の一種の「睡眠相後退症候群」の原因になることも考えられます。
なお、睡眠相後退症候群の詳細は、「睡眠相後退症候群」をご参照願います。

 

普段、たくさんのメールのやり取りをされている方、夜寝る前にメールをチェックしたりしていませんか? 確かに、 その日のうちに作業を終えておきたいのは分かりますが、睡眠の質が低下し、 翌日の仕事などの能率が下がってしまったらなんにもなりませんよね。
就寝前のメールチェックなどは避けて、翌朝にまわすのがいいでしょう。

 

ふとんに入る前は、少し部屋の照明を暗めにして、 ゆったりと過ごすのが理想的です。


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