長い時間睡眠を避けましょう

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長時間の睡眠を毎日続けていると、体がこの状態に慣れてしまい、長時間睡眠が習慣化してしまいます。こうなると、体はこれに対応し熟睡できないようになり、全体として睡眠の効率が悪くなってしまいます。これにより、いくつかの問題が生じます。


まず、寝起きが悪くなってしまいます。
また、熟睡できないことから十分に疲れがとれず、だるさが残り、すぐに疲れてしまいます。

 

さらに悪いことに、これらを解消しようと、より長い睡眠時間を確保しようとしてしまうことが考えられます。

 

さらには、睡眠には脳や体や自律神経に休息を与えるという目的があるのですが、長時間の睡眠をとると、以下の問題点が発生します。

 

  ・脳を使わない時間が長くなり、その働きが鈍くなる。

  ・脳と同様、自律神経も働きが鈍くなる。

  ・使わない時間が長くなることから、体(特に筋肉)が衰え、 動きが鈍くなる。

 

やはり、睡眠は、 長さよりも深さが大切なのです。
そこで、「睡眠時間が長くて、睡眠が浅いかも」という方に、1ヶ月間で1日あたり30分間のペースにて睡眠時間を減らすことをご提案いたします (1ヶ月目が8時間睡眠であれば、2ヶ月目が7.5時間睡眠、3ヶ月目が7時間睡眠...ということです)。

 

睡眠時間を30分間減らすだけでも、実際に行ってみると、いつもより起きるのが辛くなったり、 起きている間に眠気が襲ってきたりするかもしれません。ただ、ここで大切なのは、この原因を「睡眠時間が足りないから」 と考えてしまわないことです。重要なのは、「体がまだ慣れていないから」 と考えることです。

 

実際、これまでの習慣を変えるわけですから、数日間にてすんなりいくことはないでしょう。そのため、 30分間減らすのに1ヶ月間という期間を設定しているのです。

 

ですから、現在、睡眠が浅いと感じられている方は、数日間であきらめずに、 長期間かけて睡眠時間を短くすることためされてみてはいかがかと思います。

 

なお、成長期のお子さんにとりましては、 睡眠中に多く分泌される成長ホルモンが非常に大切で、十分な睡眠時間を確保しないと成長が妨げられることが心配されますので注意して下さい。
また、安全性に配慮し、自動車等を運転される方は、 決して無理をなさらないようにお願いいたします。


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(管理用)