睡眠薬アスコマーナの作用時間、副作用、販売などについて
■睡眠導入剤「アスコマーナ」について
販売名
アスコマーナ錠0.25
一般的名称
トリアゾラム製剤
有効成分(1錠中)
トリアゾラム0.25mg
製造販売業者等の名称
製造販売元 : 日新製薬株式会社
効能又は効果
不眠症、麻酔前投薬
作用時間
超短時間作用型
警 告
本剤の服用後に、もうろう状態、睡眠随伴症状(夢遊症状等)が現れることがある。また、入眠まで、あるいは中途覚醒時の出来事を記憶していないことがある(いわゆる「健忘」)ので注意する。
重大な副作用
1. 薬物依存、離脱症状(いずれも頻度不明)
大量連用により薬物依存を生じることがあるので、用量を超えないよう慎重に投与する。また、大量投与又は連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により、痙攣発作、せん妄、振戦、不眠、不安、幻覚、妄想等の離脱症状があらわれることがあるので、投与を中止する場合には徐々に減量するなど慎重に行う。
2. 精神症状(頻度不明)
刺激興奮、錯乱、攻撃性、夢遊症状、幻覚、妄想、激越等の精神症状があらわれることがある。異常が認められた場合には投与を中止する。統合失調症等の精神障害者に投与する際は、特に注意する。
3. 呼吸抑制(頻度不明)
呼吸抑制があらわれることがある。また、呼吸機能が高度に低下している患者に投与した場合、炭酸ガスナルコーシスを起こすことがある。
4. 一過性前向性健忘、もうろう状態(いずれも頻度不明)
一過性前向性健忘(中途覚醒時の出来事をおぼえていない等)、また、もうろう状態があらわれることがあるので、本剤を投与する場合には少量から開始するなど慎重に行う。なお、十分に覚醒しないまま車の運転、食事等を行い、その出来事を記憶していないとの報告がある。異常が認められた場合には投与を中止する。
5. 肝炎、肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明)
肝炎、肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
その他の副作用
1. 精神神経系(頻度不明)
眠気、ふらつき、めまい、頭痛・頭重、不安、不眠、いらいら感、協調運動失調、不快感、舌のもつれ、言語障害、見当識障害、意識混濁、耳鳴、視覚異常(霧視、散瞳、羞明、眼精疲労)、多夢、魔夢、知覚減退、転倒、多幸症、鎮静
2. 肝臓(頻度不明)
AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTP、Al-Pの上昇
3. 消化器(頻度不明)
口渇、食欲不振、悪心・嘔吐、下痢、腹痛、心窩部不快感、便秘
4. 循環器(頻度不明)
血圧上昇、動悸、胸部圧迫感、血圧降下
5. 過敏症(頻度不明)
発疹、そう痒
6. 骨格筋(頻度不明)
けん怠感、脱力感等の筋緊張低下症状
7. その他(頻度不明)
味覚変化、皮下出血、尿失禁、便失禁、尿閉、CK(CPK)上昇
アルコール(飲酒)との併用
中枢神経抑制作用が増強され、精神神経系等の副作用があらわれるおそれがある。できるだけ飲酒は避けること。
※アスコマーナの販売について
アスコマーナは、医師の処方箋なしでは入手することができないものです。そのため、薬局・ドラッグストアーで入手することはできませんし、通信販売などで購入することもできません。もちろん、ネット上のオークションでも売買不可です(自分に処方され余ったものを人に譲ることもできません)。
上には掲載しておりませんが、アスコマーナには、服用してはいけない人がいます(禁忌)。また、慎重に投与される必要がある人がいます。さらに、ある種の薬との併用が禁忌となっています。加えて、高齢者、妊婦、産婦、授乳婦、小児は、慎重投与あるいは投与不可となっています。
そのため、仮になんらかの入手法があったとしても、医師の診断なしで摂取することは避けるようにする必要があります。とくに、ネット上の「売ります」情報が掲載されている掲示板には注意が必要です。
(なお、「睡眠改善薬」と呼ばれるものは、薬局や通販などでも購入することができ、睡眠薬とは区別されています。睡眠改善薬の詳細やご購入については、「睡眠改善薬ならびに各製品比較」をご覧になってください。)
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