睡眠薬ドラールの作用時間、副作用、販売などについて

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ここでは、睡眠導入剤「ドラール」の有効成分、効果効能、作用時間、副作用などについてご説明しています。


■睡眠導入剤「ドラール」について

販売名
ドラール錠15/ドラール錠20

一般的名称
クアゼパム錠

有効成分(1錠中)
クアゼパム 15mg/20mg

製造販売業者等の名称
販売 : 田辺三菱製薬株式会社
プロモーション提携 : 吉富薬品株式会社
製造販売元 : 久光製薬株式会社
製造 : エスエス製薬株式会社

効能又は効果
不眠症、麻酔前投薬

作用時間
長時間作用型

消失半減期
36時間


重大な副作用
1. 依存性(頻度不明)
大量連用により薬物依存を生じることがある。また、大量投与又は連用中における投与量の急激な減少ないし投与中止により、痙攣発作、譫妄、振戦、不眠、不安、幻覚、妄想等の離脱症状があらわれることがあるので、投与を中止する場合には徐々に減量するなど慎重に行う。

2. 刺激興奮、錯乱(いずれも頻度不明)
統合失調症等の精神障害者に投与すると逆に刺激興奮、錯乱等があらわれることがある.

3. 呼吸抑制、炭酸ガスナルコーシス(いずれも頻度不明)
呼吸抑制があらわれることがある。また、呼吸機能が高度に低下している患者に投与した場合、炭酸ガスナルコーシスを起こすことがある。

4. 精神症状(幻覚、妄想等)、意識障害、思考異常、勃起障害、興奮、運動失調、運動機能低下、錯乱、協調異常、言語障害、振戦(いずれも頻度不明)
精神症状(幻覚、妄想等)、意識障害、思考異常、勃起障害、興奮、運動失調、運動機能低下、錯乱、協調異常、言語障害、振戦があらわれたとの報告がある。

5. 一過性前向性健忘、もうろう状態(いずれも頻度不明)
一過性前向性健忘、また、もうろう状態があらわれることがあるので、本剤を投与する場合には少量から開始するなど慎重に行う。なお、十分に覚醒しないまま車の運転、食事等を行い、その出来事を記憶していないとの報告がある。


その他の副作用
精神神経系
・眠気・傾眠(5%以上)
・ふらつき、頭重感、頭痛、めまい、ぼんやり感(0.1~5%未満)
・リビドー減退、感情鈍麻、抑うつ、神経過敏、健忘、魔夢、多幸感、不安、不眠、運動過多、昏迷、歩行異常、知覚異常、味覚倒錯、心悸亢進、尿失禁、口内乾燥(頻度不明)

肝臓
・肝機能障害(AST(GOT)、ALT(GPT)、LDH等の上昇)、黄疸(頻度不明)

消化器
・口渇、悪心、食欲不振、胃痛、腹痛(0.1~5%未満)
・嘔気・嘔吐、消化不良、下痢、便秘、口臭(頻度不明)

過敏症
発疹(0.1~5%未満)

骨格筋
けん怠感、膝脱力等の筋緊張低下症状(0.1~5%未満)


・眼痛(0.1~5%未満)
・眼の異常、視力異常(頻度不明)


耳鳴(頻度不明)

皮膚
そう痒(頻度不明)

その他
・眼瞼浮腫、発汗(0.1~5%未満)
・疲労、無力、悪寒、排尿困難、尿閉、ほてり、潮紅(頻度不明)


アルコール(飲酒)との併用
相互に中枢神経抑制作用を増強することがある。



※ドラールの販売について
ドラールは、医師の処方箋なしでは入手することができないものです。そのため、薬局・ドラッグストアーで入手することはできませんし、通信販売などで購入することもできません。もちろん、ネット上のオークションでも売買不可です(自分に処方され余ったものを人に譲ることもできません)。


上には掲載しておりませんが、ドラールには、服用してはいけない人がいます(禁忌)。また、慎重に投与される必要がある人がいます。さらに、ある種の薬との併用が禁忌となっています。加えて、高齢者、妊婦、産婦、授乳婦、小児は、慎重投与あるいは投与不可となっています。


そのため、仮になんらかの入手法があったとしても、医師の診断なしで摂取することは避けるようにする必要があります。とくに、ネット上の「売ります」情報が掲載されている掲示板には注意が必要です。


(なお、「睡眠改善薬」と呼ばれるものは、薬局や通販などでも購入することができ、睡眠薬とは区別されています。睡眠改善薬の詳細やご購入については、「睡眠改善薬ならびに各製品比較」をご覧になってください。)


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(管理用)