睡眠薬ゼストロミンの作用時間、副作用、販売などについて

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ここでは、睡眠導入剤「ゼストロミン」の有効成分、効果効能、作用時間、副作用などについてご説明しています。


■睡眠導入剤「ゼストロミン」について

販売名
ゼストロミン錠0.25mg

一般的名称
ブロチゾラム錠

有効成分
ブロチゾラム 0.25mg(1錠中)

製造販売業者等の名称
製造販売元 : 東和薬品株式会社


効能又は効果
不眠症、麻酔前投薬

作用時間
短時間作用型

消失半減期
7時間


重大な副作用
1. 薬物依存(頻度不明)
大量連用により薬物依存を生じることがあるので、観察を十分に行い、用量を超えないよう慎重に投与する。また、大量投与又は連用中における投与量の急激な減少ないし投与中止により、不眠、不安等の禁断症状があらわれることがあるので、投与を中止する場合には徐々に減量するなど慎重に行う。

2. 不穏、興奮(頻度不明)
総合失調症等の精神障害者に投与すると不穏、興奮等があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行う。

3. 肝機能障害、黄疸(頻度不明)
AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTPの上昇等の肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、異常が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行う。

4. 一過性前向性健忘、もうろう状態(頻度不明)
一過性前向性健忘、また、もうろう状態があらわれることがあるので、本剤を投与する場合には少量から開始するなど慎重に行う。なお、十分に覚醒しないまま車の運転、食事等を行い、その出来事を記憶していないとの報告がある。異常が認められた場合には投与を中止する。


重大な副作用(類薬)
呼吸抑制:
ベンゾジアゼピン系薬剤の投与により、呼吸抑制があらわれることが報告されているので、このような場合には気道を確保し、換気をはかるなど適切な処置を行うこと。


その他の副作用
1. 依存性(頻度不明)
不眠、不安等の禁断症状

2. 精神神経系(頻度不明)
残眠感・眠気、ふらつき、頭重感、めまい、頭痛、不穏、興奮、気分不快、立ちくらみ、いらいら感、せん妄、振戦、幻覚

3. 肝臓(頻度不明)
AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、γ-GTP上昇、Al-P上昇、LDH上昇

4. 循環器(頻度不明)
軽度の脈拍数増加

5. 消化器(頻度不明)
嘔気、悪心、口渇、食欲不振、下痢

6. 過敏症(頻度不明)
発疹、紅斑

7. 骨格筋(頻度不明)
だるさ、けん怠感、下肢痙攣

8. その他(頻度不明)
発熱、貧血、尿失禁


アルコール(飲酒)との併用
本剤とアルコールを併用するとクリアランスの低下及び排泄半減期の延長がみられている。鎮静作用が増強されるおそれがあるので、アルコールとの服用は避けることが望ましい。



※ゼストロミンの販売について
ゼストロミンは、医師の処方箋なしでは入手することができないものです。そのため、薬局・ドラッグストアーで入手することはできませんし、通信販売などで購入することもできません。もちろん、ネット上のオークションでも売買不可です(自分に処方され余ったものを人に譲ることもできません)。


上には掲載しておりませんが、ゼストロミンには、服用してはいけない人がいます(禁忌)。また、慎重に投与される必要がある人がいます。さらに、ある種の薬との併用が禁忌となっています。加えて、高齢者、妊婦、産婦、授乳婦、小児は、慎重投与あるいは投与不可となっています。


そのため、仮になんらかの入手法があったとしても、医師の診断なしで摂取することは避けるようにする必要があります。とくに、ネット上の「売ります」情報が掲載されている掲示板には注意が必要です。


(なお、「睡眠改善薬」と呼ばれるものは、薬局や通販などでも購入することができ、睡眠薬とは区別されています。睡眠改善薬の詳細やご購入については、「睡眠改善薬ならびに各製品比較」をご覧になってください。)


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(管理用)