睡眠薬ネルボンの作用時間、副作用、販売などについて

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ここでは、睡眠導入剤「ネルボン」の有効成分、効果効能、作用時間、副作用などについてご説明しています。


■睡眠導入剤「ネルボン」について

販売名
ネルボン錠5mg/ネルボン錠10mg/ネルボン散1%

一般的名称
ニトラゼパム製剤

有効成分(1錠中)
ニトラゼパム5mg(1錠中)/ニトラゼパム10mg(1錠中)/ニトラゼパム10mg(1g中)

製造販売業者等の名称
製造販売元 : 第一三共株式会社
製造 : 第一三共プロファーマ株式会社

効能又は効果
1. 不眠症
2. 麻酔前投薬
3. 異型小発作群
    点頭てんかん、ミオクロヌス発作、失立発作等
  焦点性発作
    焦点性けいれん発作、精神運動発作、自律神経発作等

作用時間
中間作用型

消失半減期
28時間


重大な副作用
1. 呼吸抑制、炭酸ガスナルコーシス(頻度不明)
呼吸抑制があらわれることがある。また、呼吸機能が高度に低下している患者に投与した場合、炭酸ガスナルコーシスを起こすことがある。

2. 依存性(頻度不明)
薬物依存を生じることがあるので、観察を十分に行い慎重に投与する。連用する場合には特に注意する。また、大量投与又は連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により、痙攣発作、せん妄、振戦、不眠、不安、幻覚、妄想等の退薬症候があらわれることがあるので、投与を中止する場合には、徐々に減量するなど慎重に行う。

3. 刺激興奮、錯乱(頻度不明)
統合失調症等の精神障害者に投与すると逆に刺激興奮、錯乱等があらわれることがある。


重大な副作用(類薬)
一過性前向性健忘、もうろう状態
類薬 (他の不眠症治療薬) において、一過性前向性健忘、また、もうろう状態があらわれることがあるので、本剤を投与する場合には少量から開始するなど慎重に行う。なお、類薬において、十分に覚醒しないまま車の運転、食事等を行い、その出来事を記憶していないとの報告がある。


その他の副作用
精神神経系
・歩行失調、不機嫌(頻度不明)
・ふらつき、頭痛・頭重感、眠気・残眠感(1~5%未満)
・めまい、不安、見当識障害、興奮、不快感、多幸症(1%未満)

肝臓
黄疸(頻度不明)

循環器
・徐脈傾向(頻度不明)
・血圧低下(1%未満)

消化器
・口渇(1~5%未満)
・食欲不振、便秘、悪心・嘔吐、下痢(1%未満)

過敏症注
発疹、そう痒感(頻度不明)

骨格筋
倦怠感等の筋緊張低下症状(1~5%未満)

その他
夜尿、頻尿、発熱、覚醒遅延傾向(麻酔前投薬として用いた場合)(頻度不明)


アルコール(飲酒)との併用
併用によりその作用が増強されることがあるので投与しないことが望ましいが、やむを得ず投与する場合には慎重に投与する。



※ネルボンの販売について
ネルボンは、医師の処方箋なしでは入手することができないものです。そのため、薬局・ドラッグストアーで入手することはできませんし、通信販売などで購入することもできません。もちろん、ネット上のオークションでも売買不可です(自分に処方され余ったものを人に譲ることもできません)。


上には掲載しておりませんが、ネルボンには、服用してはいけない人がいます(禁忌)。また、慎重に投与される必要がある人がいます。さらに、ある種の薬との併用が禁忌となっています。加えて、高齢者、妊婦、産婦、授乳婦、小児は、慎重投与あるいは投与不可となっています。


そのため、仮になんらかの入手法があったとしても、医師の診断なしで摂取することは避けるようにする必要があります。とくに、ネット上の「売ります」情報が掲載されている掲示板には注意が必要です。


(なお、「睡眠改善薬」と呼ばれるものは、薬局や通販などでも購入することができ、睡眠薬とは区別されています。睡眠改善薬の詳細やご購入については、「睡眠改善薬ならびに各製品比較」をご覧になってください。)


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(管理用)