睡眠薬ダルメートの作用時間、副作用、販売などについて

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ここでは、睡眠導入剤「ダルメート」の有効成分、効果効能、作用時間、副作用などについてご説明しています。


■睡眠導入剤「ダルメート」について

販売名
ダルメートカプセル15

一般的名称
ニトラゼパム製剤

有効成分(1カプセル中)
日局フルラゼパム塩酸塩(塩酸フルラゼパム)15mg

製造販売業者等の名称
製造販売元 : 共和薬品工業株式会社

効能又は効果
不眠症、麻酔前投薬

作用時間
長時間作用型

消失半減期
65時間


重大な副作用
1. 依存性(頻度不明)
大量連用により薬物依存を生じることがあるので、観察を十分に行い、用量を超えないよう慎重に投与する。また、大量投与又は連用中における投与量の急激な減少ないし投与中止により、痙攣発作、譫妄、振戦、不眠、不安、幻覚、妄想等の禁断症状があらわれることがあるので、投与を中止する場合には、徐々に減量するなど慎重に行う。

2. 呼吸抑制、炭酸ガスナルコーシス(頻度不明)
呼吸抑制があらわれることがある。また、呼吸機能が高度に低下している患者に投与した場合、炭酸ガスナルコーシスを起こすことがある。


重大な副作用(類薬)
一過性前向性健忘、もうろう状態(頻度不明)
類薬(他の不眠症治療薬)において、一過性前向性健忘、また、もうろう状態があらわれることがあるので、本剤を投与する場合には少量から開始するなど慎重に行う。なお、類薬において、十分に覚醒しないまま車の運転、食事等を行い、その出来事を記憶していないとの報告がある。


その他の副作用
精神神経系
・昼間の眠気(2.1%)、ふらつき(1.8%)、頭重(0.5%以上)
・眩暈、頭痛、不安感(0.1~0.5%未満)
・焦躁感(0.1%未満)

循環器
動悸(0.1%未満)

肝臓
肝障害(ビリルビン、AST(GOT)、ALT(GPT)の上昇)(頻度不明)

消化器
・口渇(0.5%以上)
・嘔気(0.1~0.5%未満)
・下痢、腹痛、食欲不振、口の苦み、嘔吐、唾液分泌過多(0.1%未満)

過敏症
発疹(0.1%未満)

骨格筋
倦怠感(1.1%)

その他
発汗(0.1%未満)


アルコール(飲酒)との併用
ともに中枢神経抑制作用を有するため、相互に作用を増強するおそれがある。アルコールとの併用は避けることが望ましい。



※ダルメートの販売について
ダルメートは、医師の処方箋なしでは入手することができないものです。そのため、薬局・ドラッグストアーで入手することはできませんし、通信販売などで購入することもできません。もちろん、ネット上のオークションでも売買不可です(自分に処方され余ったものを人に譲ることもできません)。


上には掲載しておりませんが、ダルメートには、服用してはいけない人がいます(禁忌)。また、慎重に投与される必要がある人がいます。さらに、ある種の薬との併用が禁忌となっています。加えて、高齢者、妊婦、産婦、授乳婦、小児は、慎重投与あるいは投与不可となっています。


そのため、仮になんらかの入手法があったとしても、医師の診断なしで摂取することは避けるようにする必要があります。とくに、ネット上の「売ります」情報が掲載されている掲示板には注意が必要です。


(なお、「睡眠改善薬」と呼ばれるものは、薬局や通販などでも購入することができ、睡眠薬とは区別されています。睡眠改善薬の詳細やご購入については、「睡眠改善薬ならびに各製品比較」をご覧になってください。)


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(管理用)