睡眠薬ソメリンの作用時間、副作用、販売などについて

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ここでは、睡眠導入剤「ソメリン」の有効成分、効果効能、作用時間、副作用などについてご説明しています。


■睡眠導入剤「ソメリン」について

販売名
ソメリン細粒1%/ソメリン錠5mg/ソメリン錠10mg

一般的名称
ハロキサゾラム製剤

有効成分
ハロキサゾラム (日局) 10mg(細粒1g中)/5mg(1錠中)/10mg(1錠中)

製造販売業者等の名称
製造販売元 : 第一三共株式会社
製造 (ソメリン細粒1%) : 目黒化工株式会社
製造 (ソメリン錠5mg ソメリン錠10mg) : 第一三共プロファーマ株式会社

効能又は効果
不眠症

作用時間
長時間作用型

消失半減期
85時間


重大な副作用
1. 呼吸抑制 (頻度不明)、炭酸ガスナルコーシス (頻度不明)
呼吸抑制があらわれることがある。また、呼吸機能が高度に低下している患者に投与した場合、炭酸ガスナルコーシスを起こすことがある。

2. 依存性
大量連用により薬物依存を生じることがある(0.01%未満)。また、大量投与又は長期連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により、痙攣発作、せん妄、振戦、不眠、不安、幻覚、妄想等の退薬症候があらわれることがあるので、投与を中止する場合には、徐々に減量するなど慎重に行う。


重大な副作用(類薬)
一過性前向性健忘、もうろう状態
類薬 (他の不眠症治療薬) において、一過性前向性健忘、また、もうろう状態があらわれることがあるので、本剤を投与する場合には少量から開始するなど慎重に行う。なお、類薬において、十分に覚醒しないまま車の運転、食事等を行い、その出来事を記憶していないとの報告がある。


その他の副作用
精神神経系
・眠気、ふらつき(1%以上)
・頭痛、頭重感、めまい、不快感(0.05~1%未満)
・しびれ感、焦躁感、歩行失調、舌のもつれ、多夢、不安、尿失禁(0.05%未満)

肝臓 
・AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、γ-GTP上昇(0.05~1%未満)
・ALP上昇、LDH上昇(0.05%未満)
・黄疸(頻度不明)

血液 
赤血球減少、ヘモグロビン減少、ヘマトクリット値減少、白血球減少(0.05%未満)

循環器
血圧低下(0.05%未満)

消化器
・口渇、悪心・嘔吐(0.05~1%未満)
・食欲不振、便秘、腹痛、下痢(0.05%未満)

過敏症
発疹、そう痒(0.05%未満)

骨格筋
・倦怠感、脱力感(0.05~1%未満)
・筋緊張低下症状(0.05%未満)

その他
顔面浮腫、BUN上昇、耳鳴(0.05%未満)


アルコール(飲酒)との併用
併用によりその作用が増強されることがあるので投与しないことが望ましい。やむを得ず投与する場合には慎重に投与する。



※ソメリンの販売について
ソメリンは、医師の処方箋なしでは入手することができないものです。そのため、薬局・ドラッグストアーで入手することはできませんし、通信販売などで購入することもできません。もちろん、ネット上のオークションでも売買不可です(自分に処方され余ったものを人に譲ることもできません)。


上には掲載しておりませんが、ソメリンには、服用してはいけない人がいます(禁忌)。また、慎重に投与される必要がある人がいます。さらに、ある種の薬との併用が禁忌となっています。加えて、高齢者、妊婦、産婦、授乳婦、小児は、慎重投与あるいは投与不可となっています。


そのため、仮になんらかの入手法があったとしても、医師の診断なしで摂取することは避けるようにする必要があります。とくに、ネット上の「売ります」情報が掲載されている掲示板には注意が必要です。


(なお、「睡眠改善薬」と呼ばれるものは、薬局や通販などでも購入することができ、睡眠薬とは区別されています。睡眠改善薬の詳細やご購入については、「睡眠改善薬ならびに各製品比較」をご覧になってください。)


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(管理用)