睡眠状態誤認について
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「睡眠状態誤認」とは、寝ている間の脳の活動が少し強く、眠っている状態なのに本人は目覚めていたと感じる症状のことをいいます。
ここでは、睡眠状態誤認の対処法などについて記述いたします。
睡眠状態誤認は、ごくまれな不眠症のタイプで、睡眠障害だと診断されないこともしばしばあるようです。 本人が思っている以上に睡眠がとれているので、睡眠不足になることもありません。
実際、まったく眠れないと訴える方でも、睡眠ポリグラフで調べてみると、4,5時間、 あるいは7時間も眠っているというケースもあるそうです。とくに、神経質で几帳面な不眠症の患者さんが、 自分の睡眠時間を過小に評価する傾向にあるようです。
とはいっても、睡眠状態誤認の患者さんは寝ていても目覚めていたと感じるわけですから、 精神面でも身体面でも大きな影響があるのは確かです。
この症状に苦しむ人は、まず、自分の睡眠の質に問題がないということを理解して納得することが大切です。また、 眠っていなかったと感じるのは、非常に鮮明な夢を見ていることが原因であることもあります。ですので、 睡眠中に脳は完全に活動を停止するわけではないということを認識しておくことも大切でしょう。
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