一日の眠気のリズム
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体内時計が刻む約24時間の周期が、サーカディアンリズム、あるいは概日リズムと呼ばれていることは前節にて記載したとおりです。
この概日リズムには、1日の体温と眠気のリズムが刻み込まれています。ここでは、これについて、ご説明いたします。
この概日リズムには、1日の体温と眠気のリズムが刻み込まれています。ここでは、これについて、ご説明いたします。
人間は、概日リズムの働きにより、体温と眠気のリズムが決められています。
1日のうちで体温がもっとも低いのは起きる直前です。この頃から次第に体温が上昇し、起床後も徐々に上昇が続き、夜、 寝る前にピークを迎えます。そして、これ以降は、体温はだんだんと下がっていきます。
次に眠気についてです。夜寝る前に体温のピークがあり、それ以降体温が低下しますが、人間は、
この体温が低下するときに強い眠気を感じます。ですから、眠気のピークは、
夜の12時前後にあります。
ただ、体温と違って、眠気にはもう一つの山があります。これが、午後2時頃で、この時にやや強い眠気が感じられます。
昼食を食べてしばらくしてから眠たくなることを経験されたことがあると思います。これは、決して満腹でだらけているわけではなく、
身体の自然な生理現象なのです。
消化のために胃腸に血液が集まり、脳内の血液量が減ることで眠気を感じるとよく言われますが、これだけが原因だとすると、
朝食や夕食後にも同じような眠気を感じるはずです。やはり、別の要因があったのですね。
前の晩に十分に睡眠をとっても、午後の2時頃に目覚めのレベルが低下するのは仕方がないことです。こんな時は、
15分程度の昼寝をとれば、
すっきりと目覚めることができます。
15分程度といっても、仕事の関係などで、なかなか自由に昼寝をすることは難しいかもしれませんが、可能であるならお勧めですよ。
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