二度寝に効果はあるの?

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二度寝とは非常に気持ちのいいものですが、体にとって何かよいことはあるのでしょうか? ここでは、二度寝の効果についてご説明いたします。


前節「二度寝が気持ちいいのはなぜ?」に記載していますが、二度寝は深い睡眠ではなく、非常に浅い眠りです。そのため、二度寝は眠りとしてあまり意味がないとよくいわれます。


ただ、私は、一言では片付けられないと思っています。それは、二度寝には以下のようないくつかのケースがあるからです。


1.十分な睡眠をとり、自然と目が覚めた後の二度寝

2.睡眠が不十分であるのに、目覚まし時計など外部から無理に起こされた後の二度寝

3.休日に一度は目覚めたものの、起床する必要がなく比較的長時間とる二度寝


1.の場合には、もう、十分な睡眠を確保できているわけですから、二度寝をしても休息という面ではあまり意味はないでしょう。そのまま起床して、朝の活動に移る方が有意義だと思います。


2.の場合は、睡眠が足りていないのですから、体はまだ眠りを欲しています。それに、自然と目を覚ましたときと違い、直前まで比較的よく眠っていたと考えられます。


このような状態では、目覚まし時計などで目を覚ましても、頭や体はまだ覚醒に対して準備が整っていません。この点で、二度寝をすれば、覚醒に対して準備を整えられるかもしれません。


ただ、目覚まし時計で起きたということは、あまり時間に余裕がないでしょうから、十分な時間二度寝をすることは現実的ではないでしょう。


残念ながら、これでは睡眠不足を補うほどの効果は期待できないでしょう。ただ、よく寝ている状態から急激に起床するよりは体は楽かもしれません。いかがでしょうか?


3.の場合は、自然に目が覚めたのであれば、睡眠はもう足りていると考えられ、二度寝にあまり意味はありません。


ただ、普段の睡眠不足が蓄積されているのに周りが騒がしくなるなどで、休日であっても、いつもどおりの時刻に目を覚ましてしまうということもあるでしょう。


この場合には、普段の睡眠不足を補填するという点で、二度寝に睡眠としての意味はあります。


なお、私は、普段の睡眠不足を補うために休日に二度寝すること、つまり遅起きすることはお勧めしません。この理由については、「寝だめのコツ」をご覧になってください。


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