二度寝ができない不眠とうつ病について
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うつ病を患っている方は、病気の初期の段階から不眠症状が現れることが多く見られます。朝早いうちに目が覚めてしまうことが特徴的で(早朝覚醒)、眠り自体も浅く、また就寝後2~3時間で目が覚める中途覚醒も増えます。
目が覚めた後に二度寝ができればよいのですが、なかなか寝付くことができません。
うつ病になると、頭痛や便秘、食欲や性欲・意欲の低下などの複数の症状が現れますが、内科系の症状が多いことから一般内科を受診することが多く、受診してもうつ病であるとの診断がくだされないこともあります。
自分がうつ病なのかどうかがはっきりせず一般内科を受診するのであっても、早朝覚醒あるいは中途覚醒があり、二度寝ができないことをはっきりと伝える必要があります。
不眠の症状があるからといってうつ病とは限りませんが、不眠が2週間続くとうつ病の疑いが高く、この「2週間」という数字がひとつのバロメーターになります。
なお、不眠というのは、夜、寝付けない(入眠困難)ということだけではありません。中途覚醒や早朝覚醒も含まれます。
うつ病ではないにしても、不眠が続けば心身に影響が及んでしまいます。
そのため、もし、不眠が続いているのでしたら、早急に医師の診断を仰ぐことをおすすめいたします。初診の診療科は一般内科ではなく、心療内科や精神科がよいでしょう。
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