二度寝は健康に悪いのか?
「二度寝に効果はあるの?」にて記載していますが、一口に二度寝といっても、二度寝には以下のようなケースがあります。
1.十分な睡眠をとり、自然に目が覚めた後の二度寝
2.睡眠が不十分であるのに目覚まし時計など外部から無理に起こされた後の二度寝
3.休日に一度は目覚めたものの、起床する必要がないので数時間とる二度寝
1.については、十分な睡眠を確保できているので、二度寝をしても、それは睡眠としての意義はほとんどありません。健康に対しては有益でもなければ害があるわけでもないでしょう。
ただ、あまりにも二度寝が長時間になると問題がないわけではありません。これについては、3.と類似しますので、後ほどご説明いたします。
2.の場合は、最初に目覚めたときは、まだ体は覚醒への準備が整っていません。そのため、このような状態で起きあがろうとすると、かなりきつく、体への負担が大きいものです。
本当は、睡眠不足を解消できるほどの二度寝をできればよいのですが、現実的には、数10分間がよいところでしょう。
最初に目が覚めたときに部屋の照明をつけ、また掛け布団をはぐなどして起床への準備を整えてから二度寝をすれば、体が覚醒への準備をはじめ、少しは起きあがるのが楽になり、体への負担も軽減されます。
お仕事の都合などでなかなか難しいかもしれませんが、早寝をすることでもう少し睡眠時間を確保するのが、健康のためには望ましいですね。
3.については、自然に目が覚めた後であれば睡眠は足りていると考えられ、二度寝に睡眠としての意味はありません。
逆に、長時間の二度寝をしてしまうと、夜、なかなか寝付けなくなってしまいます。そうなると、休日明けの朝が起きづらくなってしまいますし、睡眠のサイクルが乱れてしまいます。
休日ぐらい朝寝坊したいと思われるかもしれませんが、ぐっすり眠りたいということでしたら、遅く起きたり二度寝したりするのではなく、いつもより早く就寝することをおすすめいたします。
このようにすれば、休日明けの朝はスッキリ目覚めることができますし、睡眠サイクルに対してあまり影響が及びません。
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