目を開けて寝る原因と対処法

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眠るとき、眠っているときには目は閉じているのが普通ですが、まれに、目を開けたまま寝る人がおられます。ここでは、目を開けて寝る原因とその対処法についてご説明いたします。


目を開けて寝る人は、半目や薄目の人もいれば、完全に目が開いている人もいます。完全に目を開けたまま寝ている人の寝顔を見ると、違和感があって、少し驚いてしまいます。でも、本人には何の責任もありませんので、これは仕方のないことです。


さて、目を開けて寝ることの原因ですが、はっきりとこれであると言い切ることはできません。ただ、現在考えられている原因としては、以下のようなものがあります。


・まぶたは、まぶたを上に引き上げる筋肉(眼瞼挙筋)が縮むことによって開きます。寝ているときには通常、この筋肉の緊張が緩み、まぶたは閉じたままになるのですが、何らかの理由により筋肉の緊張が維持されることで睡眠中も目が開いたままになる。

・まぶたの大きさに対して眼球が大きいため。


いずれにしましても、睡眠中に目が開いたままであると、以下のような弊害があります。


・目の表面が乾燥して、ドライアイになったり、起きたときに痛みを感じたりする。

・ホコリなどによって、目の表面に傷がつく恐れがある。


実際、目を開けたまま寝ている人の中には、朝起きたときに目が充血していて、目薬なしではいられない方もいらっしゃいます。


目を開けたまま寝てしまうことを自分で何とかしようとしても、残念ながら意志の力ではうまくいきません。


根本的な治療ではなく、対処療法になってしまうのですが、現実的な対処法としては、寝るときにアイマスクをして寝るということがあげられます。


こうすれば、目の乾燥や傷付きを防止することができます。また、遮光の面でも利点があります(アイマスクをしなくても、寝室は暗くするのがよいですね)。最近は、さまざまなアイマスクがありますので、ひとつ試されることをお勧めいたします。→「アイマスク」のご紹介


このような対処もよいのですが、やはり、眼科医の診療を仰ぐことは大切だと思います。なにか、他の原因があることも考えられるからです。


また、眼球突出のために寝ているあいだに目が開いてしまうのであれば、バセドー病などのホルモン分泌の異常であることも考えられます。気になるようでしたら、内科での受診をお勧めいたします。


<バセドー病(バセドウ病)>
甲状腺の機能が亢進することで、甲状腺の腫れ、頻脈、眼球突出を主症状とする病気。自己免疫疾患と考えられ、20~30歳代の女性に多く見られる。



なお、自分は目を閉じて寝ていると思っていても、実は、目を開けたまま寝ているということがあります。朝起きたときに目が痛いなどの自覚があるようでしたら、一度、自分の寝ている様子をどなたかに見てもらうとよいのではないでしょうか。


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