入眠時幻覚について
スポンサードリンク
高齢者では、若いときに比べて眠りの仕組みに変化が見られるのですが、このことにより「入眠時幻覚」というものが生じやすくなります。ここでは、入眠時幻覚による問題と、その解消法についてご説明いたします。
高齢になると、だんだんと寝つきにくくなるものですが、このうつらうつらの状態の時に「入眠時幻覚」が現れやすくなります。入眠時幻覚とは、実際には存在しない映像や音声がきわめて鮮明な幻覚として見えたり聞こえたりするというものです。多くの場合、不安や恐怖感を伴います。
入眠時幻覚が出るときは、意識は完全にはなくなっていません。そのため、幻覚を見ていることを意識することができます。これは、通常の夢との大きな違いです。
認知症の方が、入眠時幻覚を見ると、夜間の徘徊につながりやすいという問題があります。入眠時幻覚が出現するときはまだ体の筋肉が弛緩していないために、幻覚に反応して大声で叫ぶ、あるいは突然起きあがって歩き出すというようなことが起きることもあります。
このような症状が見られる場合には、寝付きをよくするための工夫をすれば、入眠時幻覚が現れることを抑制することができます。
そのためには、日中、できるだけ活発に動き、極力多くのエネルギーを使うことが大切です。このことで、眠りに対する欲求が自然に高まり寝付きが改善され、結果、入眠時幻覚が出現する可能性が低くなります。
■ 関連書籍のご紹介
残念ながら必要な情報が見つからなかった方のために、関連書籍をご紹介いたします。これ以外については、「こちら」をご覧になって下さい。
|
スポンサードリンク
不眠症や、睡眠時無呼吸症などの睡眠障害を診療している都道府県別 病院・クリニック一覧です。→ 「不眠症、睡眠障害、睡眠時無呼吸症 病院・クリニック一覧」 |
(管理用)