睡眠時無呼吸症候群のセルフチェック

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睡眠時無呼吸症候群は、治療をせずにそのまま放置しておくと、日中の活動によくない影響が生じたり、 また命に関わることもある非常に深刻なものです。しかし、寝ている間に症状が現れるという性質上、 自分では無呼吸症の症状になかなか気づくことができないという問題があります。

そこで、ここでは、睡眠時無呼吸症候群のセルフチェックについてご説明いたします。



睡眠時無呼吸症候群は、とくに、いびきといびきの間に呼吸が止まるような場合に、その可能性があると言われています。ただ、 実際のところは、やはり自分自身ではなかなか気がつきにくいものです。そこで、以下の8項目に関するセルフチェックを行ってみて下さい。

 

1. よくいびきをかく
体重が増加すれば、あごや首周りが太くなります。この結果、 前後左右の全体から圧迫されて、気道が狭くなっていきます。また、体重の増加によって舌も肥大化するため、 睡眠中に舌が自分の重さで気道に落ち込みやすくなり気道が狭くなります。この結果として、いびきの発生につながります。したがって、 大いびきをかく、あるいは体重の増加とともに大きないびきをかくようになっていれば注意が必要です。

 

2.睡眠中、呼吸が止まり、 呼吸の再開時に大きないびきをかくと言われる
これは、まさに無呼吸の状態です。 頻繁に起こっているようなら、やはり睡眠無呼吸症が疑われます。

 

3. 息苦しくて目が覚めることがある
これも、無呼吸や低呼吸のために起こっていると考えられ、 無呼吸症の症状が疑われます。

 

4. 寝相が悪い
無呼吸や低呼吸の状態が起これば、酸欠状態になってしまうため息苦しさを感じます。 そのため、これを解消しようと体を動かし、寝相が悪くなります。手足をバタバタさせる、ばんざいをする、布団からはみ出すなど、 よく動いていると指摘されることはないでしょうか?

 

5. 咳き込む
無呼吸や低呼吸で息苦しさを感じると、 無意識のうちに呼吸が止まった後に大きく息を吸い込むことがあります。このとき多くの空気を吸い込むため、 咽頭部などの分泌物が気管支から肺へ入り込もうとし、気管支ではこれを防ぐため生体反射として咳き込むことがあります。

 

6. 起床時に頭痛がする
睡眠無呼吸症の人は、睡眠中に酸素不足の状態になりますから、 慢性的な酸素欠乏による頭痛が起こります。また、体内の換気ができなくなることで高炭酸ガス血症になり、起床時の頭痛となって現れます。

 

7.目覚めが悪い、 熟睡感がない
十分な質のよい睡眠を確保できないことから、朝の目覚めが悪く、 また熟睡感が得られません。

 

8.日中、 すぐに眠くなる
睡眠無呼吸症の人は、睡眠中に頻繁に無呼吸や低呼吸が起こり、 連続した熟睡が得られなくなっています。そのため、睡眠時間の割に慢性的に睡眠不足になってしまし、日中、 たびたび眠気に襲われることになります。

 

以上、いかがでしたでしょうか? もし、日中の集中力の低下や強い眠気、あるいは生活習慣病などがあるのでしたら、 これらの原因が睡眠時無呼吸症候群にあることも考えられます。もしそうでしたら、睡眠時無呼吸症の適切な治療を受ければ、 これらが解消することも十分考えられることです。

 

ですので、セルフチェックにて疑わしいと思われた方は、 次のステップとして医師の診断を仰ぐことを強くお勧めいたします。

 

次のページでは、睡眠時無呼吸症候群の検査法についてご紹介いたします。


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