入浴、手浴・足浴による冷え性対策

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冷え性の方は、ただ、入浴するだけではダメなんです。
冷え性のためになかなか寝付けない方は多いと思います。そこで、ここでは、冷え性の方の寝つきをよくするための方法として、入浴の工夫についてご説明いたします。

人間は、夜、体温が低下するときに眠気を感じ、この低下の幅が大きいほど寝つきがよくなります。ところが、冷え性の方は、毛細血管や末端の血管が収縮したままで血液から体温を放出することができません。そのため、なかなか寝付くことができないということになってしまいます。


このことを考慮すると、体温の低下の幅を上げるということと、毛細血管を拡張することができるという理由で、入浴することが冷え性による寝つきの悪さの解消につながるということになります。ただし、ただ入浴すればよいというわけではなくて、より効果的な方法があります。どうせお風呂に入るのなら、効果的な方がいいですよね。


◆効果的な入浴方法
38~40℃程度のお湯(少しぬるめのお湯)にゆっくりと10分~20分入るのがよいです。このようにすることで、身体の芯まで温めることができ、入浴後の体温の低下幅をより大きく確保することができます。また、湯冷めを防ぐことにもなりますし、もちろん、気持ちが十分リラックスして、このこともよい眠りにつながります。


入浴するタイミングですが、体温の低下にかかる時間を考慮して、就寝の約1時間前にお風呂から出るようなタイミングが最適です。


なお、40℃を越えるような熱いお湯が好きな方もおられるかもしれませんが、これでは入浴後に体の深部の温度の低下がなかなか進まず、かえって入眠の妨げになってしまいます。どうしても熱いお湯がいいという方は、就寝の2~3時間前には入浴をすますようにするのがよいでしょう。


◆効果的な半身浴の方法
じっくりと体を温めるという点で、さらによいのが半身浴です。半身浴のポイントは、水圧による負担を軽減するために、水面が心臓の位置よりも下にくるようにします。お湯の温度は、37~38℃で、20~30分間ゆっくりとつかります。このとき、腕はお湯から外に出しておきます。


上半身が寒いように感じるかもしれませんが、そういうときは、20~30秒間ほど肩までつかります。だんだんと、身体の芯から温まって気持ちよくなっていきますよ。


半身浴では、心臓の位置よりも水面を下にすることと、比較的長い時間湯に浸かっておくことから、「半身浴風呂椅子」を使うと便利です。これは、家庭で簡単に半身浴が行えるように考えて作られた、お風呂に沈めて使う椅子のことです。詳しくは、こちらをご覧になって下さい。→「半身浴風呂椅子」


また、風呂フタと一緒に使って、浴槽を簡易サウナにしてくれる「お風呂でサウナ」というおもしろい製品があります。手が出せるようになっていますので、半身浴中に読書をすることもできます。横幅が70cm、75cmの2種類あります。→「お風呂でサウナ(横幅70cm)」「お風呂でサウナ(横幅75cm)」


◆効果的な足浴・手浴の方法
時間の都合で就寝前にお風呂に入ることができないという方や、入浴後時間がたって体が冷めてしまったという場合は、足浴・手浴が効果的です。


方法は、洗面器やバケツなどに45℃程度のお湯をはって、そこに手や足を10分間程度浸すというものです。深さは、手首・足首までつかればいいです。


私は、バケツではなく、専用のフットバスを購入しました。これですと、足を温めるだけではなくて、泡と振動で足の疲れがとれ、とても気持ちがいいのです。ただ、お湯がだんだん冷めていくという欠点がありました。


ところが、最近では、以下のようなヒーター付きのものがあります。私も知っていたら、こちらを購入したんですが。→「加熱機能付きフットバス」


ただ、やはり、基本的には体が温かいうちに早めに床につくことを心掛けましょう。入浴後にすぐに眠らない場合は、できるだけ早く服を着るのがよいです。


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