不適切な睡眠衛生による不眠症

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不規則な生活、長すぎる昼寝など、日常生活における不適切な行動によって不眠症が引き起こされることがあります。ここでは、不適切な睡眠衛生による不眠症についてご説明いたします。


不眠の要因となる不適切な睡眠衛生には以下のようなものがあります。

・生活が不規則であり、就寝・起床時刻が毎日ばらついていること。

・昼寝を長くとりすぎること。

・コーヒー・紅茶など覚醒作用のあるカフェインの含まれた飲み物をたくさん摂取すること。

・運動不足。

・過度の飲酒。

・過度の喫煙。

・就寝前にテレビを見る、パソコン作業をするなど神経を高ぶらせること。

・寝心地の悪い寝装・寝具で寝ること。

・不快な睡眠環境(暑すぎる、寒すぎる、明るすぎる、騒がしいなど)で寝ること。

・就寝後、あれこれと物思いに耽ること。

・夜更かしすること。


このような要因によって、まず、一過性の不眠が生じます。これにより、日中、倦怠感が出たり、強い眠気を感じたり、集中力や意欲の低下などがおこります。そのため、これらのことを気に病むようになり、眠りに対する不安や心配が生じ、これがもとで長期的な不眠症に至ることがあります。


また、一過性の不眠が起こった際に、それを長すぎる昼寝や過度の早寝・遅起きで解消しようとしてしまいがちです。このことは、短期的には睡眠不足を補うことになりますが、睡眠リズムを狂わせてしまい、入眠障害など不眠症の症状の要因となります。


不適切な睡眠衛生による不眠症を解消するためには、まず、なによりも普段の生活を見直し、改善することが大切です。そのためには、自分で自分の生活をコントロールするという、ある程度の努力が求められます。


不適切な睡眠衛生による不眠症は、自分自身の行動が原因であり、自分でなんとかするしかないものなのです。


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