妊娠初期に眠いのはなぜ? 妊婦さんの眠気について

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女性は妊娠すると、初期において強い眠気や倦怠感といった症状が現れることがあります。ここでは、妊娠初期に眠気が現れる理由についてご説明いたします。


妊娠すると眠りに変化が現れるのは、ホルモンの働きによるものです。妊娠すると、初期の3ヶ月は、「プロゲステロン」というホルモンの分泌が増加します。


プロゲステロンは「黄体ホルモン」とも呼ばれ、排卵後に卵胞が黄体になってから、黄体から分泌されるホルモンのことです。プロゲステロンの分泌量が増えると、その働きによって、夜よく眠るようになり、日中耐え難い眠気が起こることもあります。


妊娠すると眠って行動を控える方が安全であるために、睡眠時間が長くなるように働いていると考えられています。


専門的には、このような過眠の症状は、「妊娠随伴睡眠障害」と呼ばる睡眠障害の症状の一部です。妊娠随伴睡眠障害が起こると、眠気のために集中力が低下し、刺激に敏感になる、無気力になる、気分が悪くなることもあります。


なお、この眠気は、妊娠の中期になるとおさまりますが、後期になると夜なかなか眠れなくなる、また日中眠気を感じるようになることがあります。これについては、「妊娠後期の不眠と眠気 うまく寝るには?」をご覧になってください。


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