非24時間睡眠覚醒症候群
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ここでは、概日リズム睡眠障害(リズム障害)のうち、「非24時間睡眠覚醒症候群」について、原因や対処法などを解説いたします。
非24時間睡眠覚醒症候群とは、寝付く時刻が徐々に遅くなっていく睡眠障害です。就寝時刻が徐々に遅くなっていくことから、 就寝時刻が固定される睡眠相後退症候群とは異なっています。
人間の体内時計の周期は、1日24時間よりも長く25時間程度です。そのため、体内時計を毎日リセットしなければ、
昼夜のサイクルとのずれが生じます。
非24時間睡眠覚醒症候群は、体内時計がリセットされないことから起こる睡眠障害で、毎日1時間程度ずつ就寝時刻が遅れていきます。
最初のうちは気がつきにくいのですが、徐々にずれが積み重なり、昼夜の生活が逆転してしまうこともあります。
睡眠相後退症候群と同様に、光治療により対処することが効果的です。毎朝、
2,000~10,000ルクスの明るい光を浴び、脳の視床下部に光の刺激を与え、体内時計をリセットするという方法です。この光療法は、
家庭にて行うことができます。詳しくは、
「乱れた体内時計を回復する方法」をご覧ください。
症状が軽い場合は、朝、ふとんの中で自然に日光が入る環境にしておけば、体内時計のずれを抑えられる場合があります。
いずれにしても、朝、目覚めてから、
いつまでも暗い場所にいることは避けることが大切です。
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