涼しい枕で熱帯夜を乗り切りましょう!

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昔から、よい睡眠のためには、「頭寒足熱」が基本であるといわれます。しかし、暑い夏には、どうしても枕に熱や汗などによる湿気がこもってしまい、頭が熱くなってしまいます。

そこで、枕を涼しくするための工夫についてご説明いたします。


とくに夏の間は、枕に熱がこもらないようにすることが大切です。それは、枕が熱いと頭が温められてしまい、不快でなかなか寝付くことができず、また眠りの質も悪くなってしまうためです。


後頭部が熱くなるのが気持ち悪くて、枕の上で何度も頭を上に向けたり横に向けたりされていないでしょうか? また、眠ってしまってからも、自分では気づいていないだけで、何度も寝返りを繰り返しているかもしれません。


ある研究によると、室温30℃、湿度60%の場合、後頭部を冷やして26℃にすると、体がリラックスした状態になって、よい睡眠が得られるそうです。


そこで、簡単な方法として、保冷材、あるいはぬれたタオルをビニール袋などに入れたものを枕カバーの下に入れて、頭部を冷やすということがあげられます。


ただ、保冷材は、頭が冷やされ過ぎてしまうことや、ゴツゴツしていて寝心地が悪いという問題があります。また、ぬれタオルは、はじめのうちはいいのですが、すぐにタオル自体の温度が上がってしまいます。


そこで、私がおすすめするのは、以下の写真の枕用冷却シートを活用することです。

枕用冷却シート

これは、「さわやかチロー」という製品なのですが、アメリカの学者が熱交換原理を応用して考案・開発したものです。シートの中に多気孔性樹脂が入っていて、シートの中に水を入れると、頭部の熱を効率的に吸収して、広い表面積から拡散させるというものです。今お使いの枕の上にのせて使用します(分かりづらいかもしれませんが、上の写真は枕の上にのせた状態です)。


非常に温度の拡散効率がよいので、一晩使っても温度上昇は3℃程度で、かつ保冷材のように冷たすぎるということもありません。そのため、朝起きるまで快適な温度が保たれます。


使いはじめのみ水を入れるということが必要ですが、あとは、そのまま使うことができますし、冷蔵庫などで冷やす必要もありませんので手間なしです(ただし、わずかですが自然に水が減るので、たまに補給すると効果的です)。

注水
裏面の注入口から水を注ぎます

エア抜き
中の余分な空気を抜きます。

枕専用のものですので、ゴツゴツしたり、グニャグニャすることもなく、暑い夜でも朝まで快適に眠ることができます。ただ、直接この上で寝るとビニールの感触がしますので、上にタオルを敷くのがよいでしょう。


衣服や布団などは当然のように衣替えしますが、なぜか、枕を夏用・冬用など準備されている方は少ないようです。これですと、今お使いの枕をそのままで、夏涼しく眠ることができますので重宝すると思います。「さわやかチロー」の詳しい説明は次のリンク先でご覧になれますので、よろしければどうぞ。→ 「さわやかチロー」


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