7.睡眠障害は、専門家に相談

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「健康づくりのための睡眠指針 ~快適な睡眠のための7箇条~」
その7 睡眠障害は、専門家に相談


・睡眠障害は、「体や心の病気」のサインのことがある
・寝付けない、熟睡感がない、充分眠っても日中の眠気が強い時は要注意
・睡眠中の激しいいびき、足のむずむず感、歯ぎしりも要注意


<解説>
寝付けない、熟睡感がない、早朝に目が覚めてしまう、充分眠っても日中の眠気が強いことが続くような睡眠障害は、体や心の病気の症状として現れていることがありますので、一人で悩まず保健医療専門職に相談しましょう。


いびきは、眠ることによって狭くなった上気道(空気の通り道であり、のどの部分)を空気が通過する際に生じる雑音です。決してよく眠っている証拠ではなく、むしろいびきがひどい時は睡眠の質が悪くなっています。その予防として、肥満の人は減量し、就寝前のアルコールや食べ過ぎを避けるなど、生活習慣に留意することが重要です。


ただし、睡眠中の激しいいびきは、背景に睡眠時無呼吸症候群等睡眠の病気がある可能性があり、足のむずむず感、歯ぎしりなどとともに、医師・歯科医師に早めに相談することが推奨されます。


また、うつ病では、早朝に目が覚めたり、熟睡感がないなどの特徴的な睡眠障害を示します。こうした特徴的な睡眠障害を初期のうちに発見し適切に治療することにより、うつ病の悪化を予防し、さらに近年問題になっている自殺を予防することにもつながります。


平成15年3月 「健康づくりのための睡眠指針検討会報告書」より
 照会先:厚生労働省健康局総務課 生活習慣病対策室健康情報管理係


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