不眠症の程度
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一口に不眠症といっても、症状によって程度に差があります。そこで、ここでは、不眠症の程度を分類する際の基準についてご説明いたします。
不眠症は、その症状の現れる程度によって、以下のように「軽度」、「中等度」、「重度」に分類されます。
軽度の不眠症
・眠りの量が不十分だったり、いつものように眠っても休息感がないという状態が、ほとんど毎晩おこる。
・このことで、社会的または職業的な障害を伴うことはない。
・落ち着かない気持ち、いらだち、軽い不安、日中の疲れやすさ、疲労感と、しばしば関連を持つ。
中等度の不眠症
・眠りの量が不十分だったり、いつものように眠っても休息感がないという状態が、毎晩おこる。
・このことで、軽度または中程度の社会的または職業的な障害を伴う。
・落ち着かない気持ち、いらだち、不安、日中の疲れやすさ、疲労感と、常に関連を持つ。
重度の不眠症
・眠りの量が毎晩不十分だったり、いつものように眠っても休息感がないという状態が、いつもおこる。
・このことで、社会的または職業的に重度の障害を伴う。
・落ち着かない気持ち、いらだち、不安、日中の疲れやすさ、疲労感と、強い関連を持つ。
定性的な表現のために、はっきりと判断しづらい部分があるかもしれませんが、全体としては専門家でなくても判断できる内容だと思います。
なお、以上は、国際基準にて定義されているものです。
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