不眠とは、不眠症とは

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よく眠れないことに対して「不眠」、「不眠症」という言葉が使われます。しかし、正確には、2つの意味するものは違っています。そこで、ここでは、不眠とは何か、不眠症とは何か、「不眠」と「不眠症」それぞれの定義についてご説明いたします。


国際基準では、「不眠症」とは、下記の3条件をすべて満たす場合をさすとされています。

・入眠障害、中途覚醒、熟眠障害、早朝覚醒のいずれかがあること
・不眠の訴えが週2回以上で、かつ1ヶ月間以上継続していること
・自らが苦痛を感じるか、社会生活または職業的機能が妨げられていること

(入眠障害、中途覚醒、熟眠障害、早朝覚醒の詳しい意味は、「不眠・不眠症のタイプ」をご覧になってください。)


これに対して、この3条件をすべて満たさない場合に、「不眠」とよばれます。


例えば、入眠障害、中途覚醒、熟眠障害、早朝覚醒のいずれかがあったとしても、それが週1回であれば、「不眠症」の範疇には含まれないということですね。


また、一度は寝たけれど何かの物音で目を覚ましてしまいその後眠れなかった、昼寝をしようとしたけれど眠れなかったというような一過性のものは不眠であり、不眠症とは呼びません。


参考までに、英語では、不眠症を「insomnia」、不眠を「sleeplessness」と表現します。英語圏でも2つの用語が使い分けられているのですね。


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(管理用)