睡眠時随伴症の種類
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「睡眠時随伴症」とは、眠っている間に生じる望ましくない身体現象の総称のことで、多くの種類があります。ここでは、睡眠時随伴症の種類についてご説明いたします。
睡眠時随伴症の多くは、中枢神経系の活動が高まって、骨格筋が異常に活動するために起こります。
睡眠障害の国際分類によると、睡眠時随伴症は下記のように4群24種類に分類されています。
<睡眠時随伴症>
1.覚醒障害
深いノンレム睡眠から不完全に目覚めたときに生じるもので、主に子どもに見られるものです。
(1)錯乱性覚醒
(2)睡眠時遊行症(夢遊病)
(3)夜驚症(睡眠時驚愕症)
2.睡眠覚醒移行障害
覚醒から睡眠、あるいは睡眠から覚醒へ移行する際に生じる障害のことで、下記の4種類が分類されています。
(1)律動性運動障害
(2)睡眠時ひきつけ(びくつき)
(3)寝言
(4)夜間下肢こむらがえり
3.通常レム睡眠に伴う睡眠時随伴症
レム睡眠期と密接に関わりのある障害のことで、悪夢を含めて下記の6種類があります。
(1)悪夢
(2)睡眠麻痺
(3)睡眠関連陰茎勃起障害
(4)睡眠関連疼痛性陰茎勃起
(5)レム睡眠関連洞停止
(6)レム睡眠行動障害
4.その他の睡眠時随伴症
上記、1.~3.に分類されないもので、以下の11種類があります。
(1)眠時歯ぎしり
(2)睡眠遣尿症
(3)睡眠関連異常嚥下症候群
(4)夜間発作性ジストニア
(5)説明不能の夜間突然死症候群
(6)原発性いびき
(7)小児睡眠時無呼吸/ 乳児睡眠時無呼吸症
(8)先天性中枢性低換気症候群
(9)乳児突然死症候群
(10)良性新生児睡眠時ミオクローヌス
(11)特定不能のその他の睡眠時随伴症
次節より、代表的な睡眠時随伴症について、ご説明いたします。
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