過眠症の種類

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過眠症を治療・解消するためには、まず、その過眠症の原因と種類について知っておく必要があります。そこで、ここでは、過眠症の種類についてご説明いたします。


「過眠」とは、夜、睡眠をとっているにもかかわらず、日中、過剰な眠気を感じるものをいいます。ただ、これがごく短期間に限られたものであれば睡眠障害の範疇には含まれません。


しかし、過眠の状態が短期間ではなく何日間も継続し、通常の社会生活を送ることに支障が出るようなものであると睡眠障害と考えられ、「過眠症」と判断されます。


ところで、「過眠」に対するものとして「不眠」があります。不眠というのは、夜、眠れないということですから、過眠とはまったく別で無関係なものと思われます。


ところが、不眠であるために、夜、十分な眠りを得ることができない、あるいは睡眠の質が低下してしまい、昼間、強い眠気に襲われ寝てしまうということがあります。この場合は、不眠が原因となっている過眠ということになります。


また、日中の強い眠気に耐えられず昼寝をとってしまい、そのため、夜の良質の眠りが妨げられるということにもなります。この場合は、過眠が不眠を引き起こしているということになります。このように、過眠と不眠は表裏一体となって現れる場合もあります。


以下、過眠症の種類を掲載いたしますが、これらは、短期間ではなく何日間も過眠の状態が継続するものであり、また不眠との直接的な関連がないものです。なお、それぞれの過眠症の原因や対処法など詳細については、各リンク先ページをご覧になって下さい。

<過眠症の種類>

◆ナルコレプシー
夜に十分な睡眠をとっても、昼間、急激な睡魔に襲われ、そのまま眠ってしまうというものです。頻繁に「入眠時幻覚」や「金縛り(睡眠麻痺)」を伴います。
詳しくは→「ナルコレプシー」


◆反復性過眠症
一日に18~20時間も眠る日が3日~3週間続き(傾眠期)、この傾眠期が数週間~数ヶ月の間隔で起こるものです。傾眠期と傾眠期の間は、正常な日常生活を送ることができます。


◆特発性過眠症
夜に十分な睡眠を確保しているにもかかわらず、日中横になると、2,3時間眠ってしまうというものです。ナルコレプシーほど眠気は強くなく、また、少しずつ眠気が高まっていくという特徴があります。10代から20代前半までに発症することが多い睡眠障害です。
詳しくは→「特発性過眠症」


◆外傷後過眠症
頭部外傷が原因で、それまでの睡眠パターンが大きく変化し、昼間に頻繁に眠気を感じるというものです。また、夜間の睡眠時間も長くなる傾向があります。


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