睡眠は、大きく「レム(REM:Rapid Eye Movement)睡眠」と「ノンレム睡眠」 に分類することができます。
前者は、英語表記のとおり、「眼球が高速運動している」状態を意味します。
1.ノンレム睡眠について
ノンレム睡眠とは、脳が休息状態にある睡眠のことで、激しい眼球運動は見られません。
この睡眠は、一般的には「深い眠り」であると理解されます。
ただ、ノンレム睡眠には、段階1と段階2に分けられる「浅いノンレム睡眠」と、段階3と段階4に分けられる「深いノンレム睡眠」があります。
深いノンレム睡眠時には、成長ホルモンが活発に分泌されます。
ノンレム睡眠の際には、自律神経の活動は安定し、かつ規則的です。
呼吸は深く・長くなり、すやすやと寝息をたてます。また、寝汗が持続的に出て、瞳孔は開きがちです。
2.レム睡眠について
レム睡眠は、眠っているようで眠っていない浅い睡眠であるということができます。
身体が眠っているのに脳は盛んに活動していて、激しい眼球運動が認められます。
脳の働きは、インプットされている情報を整理することにあり、また、夢を見るのはレム睡眠中に多いです。
レム睡眠中は、体はほとんど動きません。心拍数は、やや増加します。
また、呼吸は浅く・短く、かつ不規則になり、瞳孔は収縮しています。
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