成長ホルモンと睡眠との関係

赤ちゃんや子供が深いノンレム睡眠にあるとき、脳下垂体 (のうかすいたい)から「成長ホルモン」というものが分泌されます。

成長ホルモンは、子どもの発育のためになくてはならないもので、これがあることで、骨や筋肉が発達し、体が修復・回復され、すくすくと成長していきます。

すなわち、成長過程にある赤ちゃんや子供は、多くの睡眠をとることでたくさんの成長ホルモンを分泌させ、自分の体を作っていっているのです。

「寝る子は育つ」と言われていますが、これは、科学的にも正しいことなのですね。

反対に、虐待されている子供は、正常な成長が妨げられるそうです。

これは、虐待されていると常にびくびくしていていることから、ぐっすりと深い睡眠をとることができず、この影響で、成長ホルモンの分泌が阻害されるためです。

ところが、このような子供を安眠できる環境に移してやると、急激に成長するそうです。

乳幼児や子供が夜遅くまで起きていることは、発育のためによくないことです。

習慣化すると、発育不全のため身長は伸びませんし、身体の成長だけではなく、その他健康面、精神面に与える影響も多大です。また、成長ホルモンの不足は、情緒不安定の原因にもなるそうです。

小さい子供を持つご両親は、
自分たちの都合で子供を遅くまで起こしておかずに、早く寝かせるようにすることが大切です。

これが、こどもの発育のためには、とても大事なことです。

あわせて、
決まった時刻に食事を与え、日中は体を動かしてたっぷりと遊ばせるということも、身体の発育のため、また夜の熟睡のためには非常に大切です。

■赤ちゃん・子供をぐっすり眠らせるための方法をまとめました。
「赤ちゃん・子どもがぐっすり眠る魔法の安眠術」


「メラトニンの働きについて」へ進む

|トップに戻る|