赤ちゃんや子どもの睡眠を理解する上で、「メラトニン」について知っておく必要があります。
メラトニンは、血液中に分泌されると体温・脈拍・血圧を下げ、眠気を誘発します。つまり、赤ちゃんや子どもの眠りをよくしようと思えば、メラトニンの分泌を促すことを心掛ければよいのです。メラトニンには、以下のような性質があります。
・光と大きな関わりがあって、2,500ルクス以上の明るい光を浴びると脳内で生成され、約14時間後に分泌される。
・夜、暗くなればなるほど、血液中への分泌量が高まる。
したがって、赤ちゃんや子どものよい睡眠のためには、朝起きたら日の光を浴びさせ、メラトニンの生成を促すことがとても大切であるということができます。
また、夜は、いつまでも部屋を明るくしておかず、メラトニンの血中への分泌量を増やすために暗くすることが必要です。夜遅くまでテレビを見せることなどは、避けなければなりません。
メラトニンは、一生涯を通じて分泌されるものですが、とくに1歳〜5歳の間に、もっともたくさん分泌されるそうで、小児科の神山潤先生は、これを「メラトニンシャワー」と呼ばれています。この時期にたくさん出るということは、それだけ成長にとって重要な意義があるのでしょう。
さらに、メラトニンには、性的な成熟を抑制する働きがあるそうです。つまり、子どもの頃にたくさんのメラトニンが分泌されているおかげで、必要以上に早く性的に成熟することが抑えられているのです。
思春期になると、自然とメラトニンの分泌量が減ってきます。これによって、次第に、第二次性徴が始まることになります。
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