「サンプル」
「赤ちゃん・子どもがぐっすり眠る魔法の安眠術」は、A4版全101ページとなっていますが、赤ちゃんの眠りをよくするために授乳のときに注意すべきことをまとめた部分のはじめをサンプルとしてご用意いたしました。
お子さんがすでに卒乳されているのでしたら必要のない情報かもしれませんが、当マニュアルがどのような内容であるかを掴んでいただくためにご覧になってください。
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3.2 授乳について
3.2.1 授乳の際に注意すること
ここでは、子どもの眠りをよくするため、授乳の際に注意すべきことを7点ご説明いたします。
なお、生後3〜5ヶ月頃になれば、夜中に連続して眠らせるためにも、夜中の授乳を減らす、あるいはなくすことが大切です。
これについては、「3.7 生後3ヶ月〜4ヶ月の乳児の眠りをよくする方法 (4)夜間の目覚めへの対応」、ならびに「3.8 生後5ヶ月以上の乳児の眠りをよくする方法 (2)夜中の授乳をなくす」をご覧になってください。
(1)授乳の途中や直後に赤ちゃんを眠らせない
授乳中は、赤ちゃんを眠らせないようにします。この理由は2つあります。一つは、赤ちゃんが授乳中に眠りそうになると、お乳の飲みが悪くなり、そのあと寝ついてもすぐにお腹をすかせて目を覚まし、頻繁に授乳しなければならなくなるからです。
もう一つは、乳首や哺乳瓶をくわえたままでないと寝られない習慣がついてしまうのを防ぐためです。
授乳中に赤ちゃんを眠らせないためには、授乳をはじめる前に赤ちゃんをしっかりと目覚めさせます。
眠たがっているようであれば、2.4.1にてご紹介した赤ちゃんの目を覚ます方法を用います。
それでも途中で眠りそうになれば、下記の方法で刺激を与えて起こします。目が覚めると、びっくりしたように急いで飲むのを再開します。2,3回刺激しても反応がなければ、眠ってしまっています。
<授乳中の赤ちゃんの目を覚ます方法>
・足の裏を指ではじく、
・手足を揺らす
・頬を軽くつつく
・下顎に指を当てて、軽く下に引いて口を開ける
・乳首や哺乳瓶をいったん口から抜く
授乳が終われば赤ちゃんが眠らないように、しばらく目を覚まさせておきます。
この理由は、授乳の直後に赤ちゃんを眠らせてしまうと授乳と睡眠が関連づけられ、授乳がなければ寝られないという癖がついてしまうからです。
すでに、お子さんに授乳がなければ寝られない、あるいは乳首や哺乳瓶をくわえながらでないと寝られないという習慣が付いている場合には、「2.5.3 一人で眠れない習慣を解消するには」の内容にしたがって解消してください。
なお、生後すぐの頃は一日のほとんどを眠って過ごしますので、授乳の途中や直後に無理に目を覚まさせることはしなくてもかまいません。
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